ピクセルをmmに換算する方法|DPIを決めないと答えが出ない理由
「1500pxは何cm?」には、一つの答えがありません。印刷の解像度(ppi)と計算式を確認し、迷わず必要な画素数を決める方法を解説します。
実寸(mm)=ピクセル数÷ppi×25.4。画素数だけでは紙の大きさは決まりません。
同じ1500pxでも実寸は異なる
幅1500pxを300ppiで印刷すれば1500÷300×25.4=127mm。150ppiなら254mmです。画素数はどちらも1500pxのままです。変わるのは紙の1インチに何個の画素を並べるかという指定です。Webページの横幅1500pxとは考え方が異なります。
必要画素数から逆算する
100mm幅の画像を300ppiで用意したいなら100÷25.4×300=約1181px。端数が出る場合、必要画素数を確保するために切り上げる考え方が安全です。縦も同じ式で計算し、縦横比が維持されているか確認します。
dpiとppiを使い分ける
画像の印刷密度は正確にはppi(pixels per inch)で表します。dpi(dots per inch)は出力装置のドット密度を指す場合があります。一般的な説明では混同されるため、画像の画素数から実寸を計算する場面ではppiを使うと明確です。
「72dpi」表示だけで判断しない
ファイル情報に72dpiと書かれていても、その画像のピクセル数が十分なら大きく印刷できる場合があります。逆に300dpiと表示されていても、画素数が少なければ大きな用紙には向きません。仕上がり寸法と画素数の両方を確認しましょう。
画素数から印刷幅への換算表
| 画像の幅(px) | 150ppiでの幅(mm) | 300ppiでの幅(mm) |
|---|---|---|
| 1,000 | 169.3 | 84.7 |
| 1,500 | 254.0 | 127.0 |
| 3,000 | 508.0 | 254.0 |
同じ画像の画素数でも、ppiを半分にすると紙の上の実寸は2倍になります。
実際に確認する順番
- 画像のプロパティで横・縦のピクセル数を確認します。ファイルに書かれた72dpi等の値と混同しないようにします。
- 仕上げたい印刷サイズをmmで決め、画像の横px÷(印刷幅mm÷25.4)で実効ppiを算出します。縦方向も確認します。
- 縦横で得られた値が違う場合、引き伸ばし・余白・トリミングが発生する配置を想定していないか確認します。
よくある質問
1500pxを300ppiで印刷すると何cm?
幅12.7cmです。1500÷300×25.4で求めます。
72dpiの画像は使えませんか?
数字だけでは判断できません。画素数と印刷したい実寸で実効ppiを計算してください。
参照資料
寸法や技術的な説明の確認に使用した資料です。製品・サービスの条件は各提供元の最新案内を優先してください。